張力式スミロングCの施工手順

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1.ブラケットを取付けます。

端末引留用ブラケットと支持ハンガー用ブラケットの2種類のブラケットを準備してください。

  h(mm)
150A・200A 300A
標準ハンガー 41 28
碍子付ハンガー 81 76
A寸法(mm) B寸法(mm)
最小 標準
250~300 75 100
ハンガー支持間隔
下向取付
(標準)
●標準4m以下
横向取付
  • 端末引留ブラケットは、適当な補強材を入れ補強してください。
  • 端末引留ブラケットから約600mmの位置に、支持ハンガー用ブラケットを取付けてください。

2.ハンガーをブラケット(納入外)に取付けます。

  • 300A用のハンガーは、スミロングC本体を取り付けるまで開いた状態にしておいて下さい。

3.スミロングC本体を引出し、切断します。

  • ダンボール箱の中心部を切取線に沿って切断し、結束バンドを切断します。
  • ダンボール箱右下の点線部を切断し、スミロングCの端部を取出します。
  • ラインの長さに合わせて本体を切断します。両引留金具間寸法に合わせて本体を切断します。
  • 端末加工は延伸後に行ってください。

4.端末加工をします。

絶縁物を先端から250mm切断してください。

絶縁物を先端から100mm切断してください。

導体を先端から100mmの位置でU字型に折曲げてください。

φ7mmの穴あけを行ってください。

5.引留金具を取付けます。

折曲げた導体を引留金具の絶縁ボビンに巻付け、プライヤーなどで押さえて給電端子をM6Uボルトで締付けます。

穴開けした導体を引留金具の導体で挟み込み、給電端子とあわせてM6ボルトで締め付けます。

6.引留金具の取付けた本体をブラケットに固定します。

引留ボルト先端より約50mmの位置にバネ締付けナットをセットして、建屋のブラケットに取付けてください。

7.端末から順番にハンガーに取付けします。

  • 端末から順番にハンガーに取付けした後、反対側の引留金具も同じ手順で取付けてください。
  • 周囲温度による引留バネ長さを考慮し、トロリー長さを測定後に切断してください。

8.スミロングCに張力をかけるため、下図のようにバネを取付けてください。

  • 端末引留装置の張力調整は、施工時の重要ポイントのひとつです。
    バネの長さLは、施工時の周囲温度条件に合わせて調整してください。
  • 端末引留装置の種類(標準バネ長さ)により、バネ長さの調整は異なりますので、ご注意ください。
    △施工時の5つのポイントをご参照ください。

9.絶縁カバーの取付け

  • 引留金具取付け後は、絶縁カバーをかぶせビニルテープ、または粘着テープなどで巻付けてください。
  • き電ケーブルを取付けしない場合は、粘着テープなどで開口部を閉ざしてください。

10.コレクターの取付方法

●コレクター(集電器)取付けの重要ポイント
  • コレクターの取付棒にねじれがないこと。
  • 本体とコレクターの中心がずれていないこと。
  • コレクター取付棒と本体の摺導面までの高さは基準値(115mm±15mm)内のこと。
  • 本体の傾きやねじれがないこと。
  • 取付棒は、25mmをご使用ください。
標準取付

  • コレクターの取付けは、→印の方向に合わせてください。
横向取付
  • タンデム型コレクター
    特に離線してはいけない制御回路や乗り移りラインは、コレクターを2個組み合わせたタンデム型をご使用ください。
    横向でタンデム型を使用する場合は、横向コレクター2個を単独で(一体化せずに)ご使用ください。

  • 施工時にバランサー位置を調整してください。
  • バランサーをA方向に動かすと、ブラシは上がります。
    B方向に動かすと、ブラシは下がります。

ブラシ交換
  • ブラシは交換ラインまで摩耗したら取替えてください。
品番 定格電流(A)
SMS-60 60
SMS-120 120

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